代表のノート
KAZENAのチーム——代表のTaroと、共に会社をつくる仲間たち——が、インドネシアやフィリピン、そしてこの地で小さな商売を営むことについて、不定期に綴ります。
2026年9月11日 · Taro(KAZENA代表)
読めた5行を畳んだら、消えたことになっていた
取り込みのプレビューは、確認の必要な行だけを並べる作りでした。6行のファイルで1行しか出てこず、残りの5行は消えたと読まれました。
続きを読む2026年9月10日 · Taro(KAZENA代表)
「日本以外は0」と書いた1行が、仕入の税額を捨てていた
写真から読み取って保存した仕訳だけが、仕入の税額を丸ごと費用に混ぜていました。原因は、国の分岐を足したときに私が書いた、日本以外なら0を返す、という1行です。
続きを読む2026年9月9日 · Taro(KAZENA代表)
「推定しました」と、全部の欄に書いていた
レシートの読み取りの上に、これはAIが推定したものです、と1行だけ書いていました。推定と書いてあったのは確かな欄で、本当にこちらが決めていた欄には、何の印も付いていませんでした。
続きを読む2026年9月8日 · Taro(KAZENA代表)
様式を選ぶのは、利用者の仕事ではなかった
画面のいちばん上に、BPMP・BP21・BPPU・BPA1という4つの略号を並べていました。どれを選ぶのですかと聞かれて、選ばせていること自体が間違いだったと分かりました。
続きを読む2026年9月7日 · Taro(KAZENA代表)
私たちが使っていたのは、彼女の時間だった
8月の終わりに数えたら、彼女が試してくれた回数は22回でした。無償で時間を出してくれる人に何を返せるのかを、まだ返せていないものから順に書きます。
続きを読む2026年9月6日 · Taro(KAZENA代表)
私たちが作った番号は、誰のものでもなかった
生成した番号は、桁も検査の数字も合っていました。それでも41件の試験のうち12件が止まります。役所が見ていたのは番号の形ではなく、その番号の持ち主が実在するかどうかでした。
続きを読む2026年9月5日 · Taro(KAZENA代表)
何を納めるかは、その紙に書いてある
フィリピンの制度を読み直して、私たちの帳簿にある「付加価値税の登録をしているか」という1つの項目では答えが出ないと分かりました。同じ規模の同じ商売でも、本人が選んだかどうかで制度が変わります。
続きを読む2026年9月4日 · Taro(KAZENA代表)
同じ番号の請求書が、2枚あった
1つの帳簿に、同じ番号の請求書が2枚出ていました。番号の形を決める場所と、連番を1に戻す場所が別々に書いてあって、6月に直したのは片方だけです。7月1日から8月20日までで58枚が重なっていました。
続きを読む2026年9月3日 · Taro(KAZENA代表)
打ち込める欄は、書いてよいという合図だった
「PPNの欄を消してほしい」という1文から始まりました。消す代わりに、手で打てないようにしています。非PKPの帳簿449件のうち37件がその欄に数字を入れていて、9件はそれが源泉税の額でした。
続きを読む2026年9月2日 · Taro(KAZENA代表)
表ごとに、押す場所が違っていた
行のどこを押しても開く表と、文字の上だけが効く表がある。仲間からのその1行で数えてみたら、一覧の画面が10あって、押し方が4通りありました。3か月ぶんの問い合わせを読み直したら、こちらが読み違えていた報告が6件ありました。
続きを読む2026年9月1日 · Taro(KAZENA代表)
「Disimpan」と出た日
8月14日の午後、Coretaxが私たちの書き出したファイルを初めて受け取りました。そこまでに27回はねられています。どこで落ちたのかを全部書きます。
続きを読む2026年8月31日 · Taro(KAZENA代表)
有料と書いた機能に、鍵をかけ忘れていた
料金表で有料の欄に入れていた承認の機能に、プランの判定を書き忘れていました。130日間、無料の帳簿でもそのまま動いています。取り上げるのではなく、無料の機能にして、料金表のほうを直しました。
続きを読む2026年8月30日 · Taro(KAZENA代表)
当たり前すぎて、誰も教えてくれなかったこと
ジャカルタに来て今日でちょうど1か月です。この1か月で教わったことのうち効いたものは、どれも手引きに書いてありません。隠されていたのではなく、当たり前すぎて誰も言わないだけでした。私たちが出していた請求書は、この国では、まだ書類になっていませんでした。
続きを読む2026年8月29日 · Taro(KAZENA代表)
「年初からの累計」は、年初からではなかった
「年初からの累計」と書いてある欄が数えていたのは、私たちの帳簿に記録された支払だけでした。年の途中から使い始めた23件の帳簿で、天引きが合わせて41,200,000ルピア足りていません。
続きを読む2026年8月28日 · Taro(KAZENA代表)
「今日」は、誰の今日だったのか
私たちのサーバーは、ジャカルタより7時間早く日付を変えます。その7時間のあいだ、記録した人が今日として打ったものを、私たちは昨日として保存していました。488件。うち19件は、月をまたいでいます。
続きを読む2026年8月27日 · Taro(KAZENA代表)
入口で何も言わず、出口で止めていた
入力はすべて正しいのに、書き出しボタンだけが灰色のまま何も言いませんでした。足りなかったのは別の画面にある2項目で、手順書にはちゃんと書いてあります。それでも、悪いのは読まなかった人ではありませんでした。
続きを読む2026年8月26日 · Taro(KAZENA代表)
既定値が、まだ日本を選んでいた
6月に提供する国から日本を外したのに、そのあとGoogleのボタンから作られたアカウントは、47件のうち41件が日本の帳簿として生まれていました。私が替えたのは店先の札で、倉庫の中身ではありませんでした。
続きを読む2026年8月25日 · Taro(KAZENA代表)
同じ科目が、2つの名前で並んでいた
決算の表に、6220という同じ番号が2行並んでいました。名前が違うというだけで、ひとつの科目の合計が4,120,000ルピアと1,860,000ルピアに割れていた。私たちは、事実ではなく札のほうを保存していたのです。
続きを読む2026年8月24日 · Taro(KAZENA代表)
源泉税は、その支払ではなく、その暦年にかかる
同じ人に150,000,000ルピアを2回払ったら、2回目の天引きが1回目と同じ額で出ていました。正しくは累計にかかる税から、すでに天引きした分を引く。差は6,000,000ルピアでした。
続きを読む2026年8月23日 · Taro(KAZENA代表)
私は、間違った幅で作っていた
仲間のEから、保存ボタンが画面の下に落ちている写真が届きました。私が確かめていた幅は390px、彼の端末は360px。その30pxの差の中に、11画面ぶんの見落としが入っていました。
続きを読む2026年8月22日 · Taro(KAZENA代表)
最初の罠は、私たちが配った雛形だった
フィリピンで使ってくださっている方から「取り込んだら5月の経費が増えました」と連絡がありました。284行のうち187行が消え、93行が間違った月に座っていた。原因は、私たちが自分で配ったExcelの雛形でした。
続きを読む2026年8月21日 · Taro(KAZENA代表)
「0」は、番号ではない
ジャカルタに来て3週間。現地の会計士の方に実データで試してもらったら、税番号の欄に置かれた「0」が、別人どうしを一人にまとめていました。年収が3倍の源泉徴収票が、警告ひとつなく出るところだった話です。
続きを読む2026年7月28日 · Taro(KAZENA代表)
在庫管理は、つくらないことにしました
ペットショップを営む方からの指摘は、聞くのがつらく、そして完全に正しいものでした。物販の商売に向き合った結果、私たちが選んだのは在庫管理を作らないこと。代わりに向き合ったのは「商品の本当の原価」と、輸入PPN・PPh22を原価に入れてはいけない理由です。
続きを読む2026年7月25日 · Taro(KAZENA代表)
フィリピンの小さな商売と、BIRにこわがらず向き合う
フィリピンで小さな商売やフリーランスをする人にとって、「BIR(内国歳入庁)」は静かな重荷になりがちです。正直な話を少し——BIRが本当に求めていること、小さな稼ぎ手の税金をぐっと簡単にする一つの選択、そして一年を通して帳簿を整えておけば申告が一つの午後で終わる理由。
続きを読む2026年7月24日 · Taro(KAZENA代表)
Coretaxを、こわがらなくていい
Coretaxが始まって以来、インドネシアの小さな商売のオーナーさんの間で「税金」が新しい心配ごとになりました。正直な話を少し——Coretaxとは何か、本当に押さえるべき数点、そして一年を通して帳簿を整えておくことが税金の季節をずっと軽くする理由。
続きを読む2026年7月20日 · Taro(KAZENA代表)
5つ目のプロダクトと、その全部を描いてくれた仲間のこと
今日、5番目のプロダクトの土台ができました。暮らしのための家計アプリ——けれど、その構想を一から描いたのは私ではなく、創業のときからそばにいてくれたインドネシア人の仲間でした。
続きを読む2026年7月18日 · Taro(KAZENA代表)
「無料プラン」に込めた思い、そして帰ってきてくれた仲間
KAZENA Books のフリープランは、なぜ無料なのか。立ち上げ期のオーナーさんに時間を返したい——その思いと、今日あった、私にとって本当に嬉しかった出来事の話。
続きを読む2026年7月17日 · Kei(KAZENAスタッフ)
飲食店の混雑時と、それを軽くする仕組み
ランチタイムの小さな飲食店は、しばしば戦場になります。積み上がる注文、釣り銭、プレッシャーの中でのミス。QR注文とデジタル決済が、一番忙しい時間帯をどう軽くできるかについて。
続きを読む2026年7月17日 · Taro(KAZENA代表)
税金の季節に、ぎりぎりで慌てないための準備
多くの小さな商売のオーナーにとって、税金の季節とは、締切前夜に領収書の箱をひっくり返すことを意味します。税金を「失われた週末」ではなく「落ち着いた10分」に変えるための話。
続きを読む2026年7月17日 · Kei(KAZENAスタッフ)
あなたの商売は、本当に儲かっていますか?
忙しく働き、お金は動いているのに、本当に儲かっているのか自信が持てない。多くのオーナーがそうです。小さな商売にとって一番大事な数字——それが売上ではない理由についての話。
続きを読む2026年7月17日 · Taro(KAZENA代表)
小さな商売の帳簿は、つらくなくていい
インドネシアで、真夜中まで領収書の山と格闘する小さな商売のオーナーさんを何度も見てきました。シンプルな帳簿づけについて、正直な話を少し。本当に大事なことと、負担を軽くする三つの小さな習慣。
続きを読む2026年7月16日 · Taro(KAZENA代表)
本物が動く、ということ
アニメ、食、そしてゲームセンター。ジャパニーズカルチャーは、思っていた以上のスピードで海を越えています。新プロダクト「KAZENA Amusement」の話と、グラフィックではなく“本物の実機”が動くことの醍醐味について。
続きを読む2026年7月15日 · Taro(KAZENA代表)
仕事はひとりではできない
私の無知なミスで、KAZENAは存続の危機に追い込まれました。全部、私の責任です。でも、諦めていない人たちがいました。安西先生の名言と、いまの正直な気持ちの話。
続きを読む2026年7月12日 · Taro(KAZENA代表)
恩返しと、これから
二つの国で受け取ってきたものを、どう返すか。地味なソフトを作り続ける理由と、この二国で頑張る日本人オーナーさんへの想いを書きました。
続きを読む2026年7月2日 · Taro(KAZENA代表)
マニラで教わったこと
渋滞は確かにひどかった。でもそれ以外の記憶は、ほとんどが人の温かさでした。フィリピンで一緒に働いた仲間たちから教わった「強さ」の話。
続きを読む2026年6月18日 · Taro(KAZENA代表)
ジャカルタで、助けられてばかりだった
言葉も道も分からずに降り立った日から、この国では助けられてばかりでした。名前も知らない誰かの親切と、「ゴトン・ロヨン」の話。
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