「どうして無料のプランがあるんですか」と、時々聞かれます。今日はその答えを、正直に書いてみたいと思います。KAZENA Books には、お金をかけずに使えるフリープランがあります。これは戦略とか客寄せとか、そういう難しい話の前に、まず私自身の、一人の人間としての願いから来ています。
スタートアップの会社も、フリーランスで働く人も、始めたばかりの頃は——よほど恵まれた例外を除けば——たいてい、お金のことで苦労します。売上が安定して、信頼が積み上がって、事業がようやく軌道に乗るまで。その一番しんどい時期に、月々の固定費が一つでも減るなら、それだけで意味がある。私はそう思っています。
それともう一つ。始めたばかりの頃こそ、時間が何より貴重です。なのに多くの人が、夜、Excel を開いて、その日の売上や経費を一行ずつ打ち込んでいます。数字を入力しているその時間は、正直に言えば、あなたのビジネスを一ミリも前に進めてくれません。KAZENA Books を使えば、その入力の時間をぐっと短くできます。空いた時間を、どうかご自身の商売そのものに使ってほしい。フリープランは、そのための入り口です。
インドネシアとフィリピンは、平均年齢が若い国です。街を歩けば、これから何かを始めようとしている人たちのエネルギーを感じます。海外に出て挑戦する、という選択肢を否定するつもりはまったくありません。でも私の本音を言えば——できることなら、自分の国で、自分の商売を成功させてほしい。その土地に根を張って育っていくビジネスを、私は心から応援したいのです。
だから、フリープランは「罠」ではありません。使えるところまで、無料で使ってもらって構いません。そして、事業が育って、扱う数字が増えて、「もう少し手厚い機能が欲しい」と感じたとき——そのときに初めて、スタンダードやプロのプランを選んでもらえたら。ステップアップしていく過程で、必要になったら手を伸ばす。その順番でいいのです。KAZENA Books は、あなたの成長に合わせて隣を歩く道具でありたいと思っています。
——さて、ここからは少し個人的な話を。今日は、私にとって本当に嬉しいことがありました。かつて、私の未熟さが原因で、私たちのそばを離れていってしまった仲間がいました。この国の法務をよく知る女性です(いつものように、名前は伏せておきます)。離れた理由は、まぎれもなく私の責任でした。その彼女が、今日、また戻ってきてくれたのです。
正直、涙が出そうになりました。そして改めて、自分に言い聞かせました。前の私は、勉強が足りないまま、大事なことまで「誰かに任せておけばいい」と思っていた。それではいけない。これからは、全部を自分できちんと把握したうえで進もう、と。……当たり前のこと、なんですけどね。その当たり前が、当時の私にはできていませんでした。
仕事はひとりではできない。それでも、任せることと、丸投げすることは違います。中身を分かったうえで仲間の力を借りるのと、分からないまま人任せにするのとでは、天と地ほど違うのだと、今はわかります。戻ってきてくれた彼女に恥ずかしくない自分でいるために、今日もまた、KAZENA Books を少しずつよくしていきます。あなたの最初の一歩に、そっと寄り添えますように。
あなたの声を聞かせてください
KAZENAのアプリを使った感想、直してほしいところ、「こんな機能が欲しい」という提案——インドネシアやフィリピンの中小企業オーナーさん、フリーランスの方の声こそ、私たちが一番聞きたいものです。インドネシア語・英語のメッセージには、現地を知り尽くした仲間が応えます。また、KAZENA Booksはフィリピンとインドネシアでの展開がすでに決まっています。それ以外の国で一緒に展開してくださるパートナー企業様、システムのご購入をご検討の企業様も、お気軽にご連絡ください。新しいシステム開発のご相談もお受けしています。少人数のチームのため、すぐの着手をお約束できないこともありますが——日本品質(メイド・イン・ジャパン)のものづくりで、現地の商売に寄り添う開発を、一件ずつ丁寧に。
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