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有料と書いた機能に、鍵をかけ忘れていた

2026年8月31日 · Taro(KAZENA代表)

料金表で有料の欄に入れていた機能が、無料の帳簿でもそのまま動いていました。130日間、誰も止めていません。止める処理を、私たちが書いていなかったからです。売っていたのに、鍵をかけ忘れていた、ということです。

気づいたのは仲間のEです。彼はジャカルタから少し離れた町にいて、現地向けの文面をいつも見直してくれています。8月26日に、料金表のインドネシア語を直しているときに、承認の機能はどのプランに入るのかと聞いてきました。彼が試しに作った無料の帳簿に、その機能のボタンがそのまま出ていたからです。送られてきたのは、無料の画面で承認が最後まで通る録画でした。

承認の機能というのは、伝票を入力した人とは別の人が内容を確認してから帳簿に反映される、という手順のことです。入力した時点では下書きの扱いで、確認した人が承認して、はじめて集計に入ります。小さい事務所ほど、入力する人と確認する人が同じになりがちなので、そこに手順を1つ挟むための機能です。

コードを見ました。プランを見て機能を止める判定は、書いてある場所にはきちんと書いてあります。ただ、承認のところにだけ、その判定がありませんでした。料金表は文言のファイルにあり、判定はコードの中にあります。同じことを2か所に書いて、片方を書き忘れた、というだけの話です。料金表にこの機能を載せたのが4月18日で、Eが気づいたのが8月26日。130日ありました。

数えました。無料のまま使われている帳簿が418件。そのうち、承認を1回でも使ったものが31件。この130日で承認を通った伝票は2,842件です。誰も不正をしていません。画面に出ていたボタンを、出ていたとおりに押していただけです。

お金の側も調べました。この間に有料へ切り替わった帳簿が24件。そのうち、切り替える前の30日間に承認を使っていたのが3件でした。承認が目当てで払ったのかどうかは、記録からは分かりません。分からないので、3件とも本人に聞きました。二人は別の理由で、支店ごとに帳簿を分けたかったからだと答えています。残りの一人には、承認のためだったと言われたので、その月の利用料を返しました。

取れる道は2つでした。判定を書いて、無料の帳簿から承認を取り上げる。あるいは、承認を無料の機能にして、料金表のほうを直す。数字の上では、前者のほうが正しい。有料と書いて売ってきたものを、無料で配り続ける理由はありません。

後者にしました。130日のあいだ、その画面は毎日使われています。使っている人にとって、それはもう約束されていた機能かどうかの話ではなく、仕事の手順の一部です。こちらの書き忘れを埋めるために、相手の手順を壊すのは違うと思いました。間違えたのは私たちで、直すべきなのは、動いているもののほうではありません。

もうひとつ、値段のつけ方そのものを考え直しました。承認は、間違いを防ぐための機能です。間違いは、お金を払っている人だけがするわけではありません。むしろ、人手の少ない事務所ほど、入力から確認までが一人の中で完結します。間違いを減らす機能を有料の側に置くと、それがいちばん要る人のところにだけ届かない。ジャカルタの会計士のVは、事務所でいちばん高いのは二人分の目そのものだ、と言っていました。その二人分を、私たちは売り物にしていたわけです。

料金表を直しました。承認を有料の欄から外して、無料の欄に移しました。有料の側の説明からその行を消して、無料の側に、確認を通してから帳簿に反映できる、と書き足しました。機能としては何も変わっていません。取り上げていないので、使っている人の画面は昨日と同じです。変わったのは、私たちが書いていた文だけです。

同じことが起きないように、どの機能がどのプランに入るのかを1か所にまとめました。1つのファイルに書いて、料金表の表示も、コードの判定も、同じところから読みます。ついでに全部を照らし合わせました。有料と書いていたのが9項目。判定が書かれていなかったのが、この承認の1項目。判定はあるけれど料金表と言葉が違うものが2項目ありました。言葉が違うほうは、料金表を実物に合わせています。

この種の間違いが報告されない理由も書いておきます。多く使えていることを、使う人は不具合として報告しません。得をしている側の間違いは、こちらに届かないからです。届く報告は、いつも損をした側からだけ来ます。つまり、報告が来ないことは、間違いがないことの証明になりません。自分で数えるまで見つからない間違いが、確かにあります。

お願いがあります。KAZENAの料金表に書いてあることと、実際に画面で動くものが違っていたら、どちらの向きでも教えてください。使えないほうだけでなく、使えてしまうほうも含めてです。私たちが書いた文と、私たちが書いたコードが、同じことを言っているとは限りません。今回それを教えてくれたのは、料金表を訳していた仲間でした。

あなたの声を聞かせてください

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