8月26日に、Vから短い質問が届きました。バグの報告ではありません。画面のいちばん上にある選択欄について、これはどれを選ぶのですか、という1行でした。彼女はジャカルタの会計士で、自分の事務所の実データでKAZENA Booksを試してくれています。20回以上試している人が、いちばん上で止まっていました。
その欄には4つの項目が並んでいます。BPMP、BP21、BPPU、BPA1。どれも役所の様式の名前です。Coretaxが受け付ける形をそのまま画面に写しておけば、迷いようがないと思っていました。実際には、この4つの違いを説明する文は、画面のどこにもありません。略号を並べただけの欄は、利用者に、知っているはずですね、と言っているのと同じです。
4つが何なのかを、いま私が説明できる範囲で書きます。BPMPは、毎月給与を払っている従業員について、その月ごとに出す控えです。2024年から、月々の天引きは平均的な税率の表で計算する形になり、月ごとの控えもこの様式で出します。受け取るのは、毎月同じ人です。
BPA1は、同じ従業員について、年に一度出すものです。1年ぶんの支給額と天引きの合計が並びます。年の途中で辞めた人には、辞めた時点で出します。従業員が自分の申告に使うのは、月々の控えではなくこちらです。月の控えが12枚あっても、この1枚がなければ、その人は自分の1年を証明できません。
BP21は、毎月の給与という形で払っていない相手に出すものです。日雇いの人、案件ごとに頼んでいる人、退職金や賞与だけを受け取った人。同じPPh 21という税の中でも、相手が毎月の従業員かどうかで様式が分かれます。
BPPUは、そもそも別の申告に属します。役務や賃借料などに対する源泉徴収をまとめて出す控えで、月次の申告書もPPh 21とは別に出します。そして月次の申告書は、控えから組み立てられます。PPh 21の申告に載るのは、その月に出したBPMPとBP21です。様式を選び間違えるというのは、紙の見出しが変わることではありません。その金額が、どの申告書に載るかが変わります。4つを1つの欄に並べれば、4つは同じ仲間に見えます。実際には、3つと1つでした。
実際に起きたことを書きます。Vの事務所のデータで、毎月給与を受け取っている一人について、3か月ぶんがBP21で作られていました。金額は正しく、天引きの額も合っています。それでも、年末にBPA1を作ったときに、月々の合計とA1の合計が合いませんでした。気づいたのは、A1を作る段階です。3か月ぶんを作り直しました。作り直せたのは、まだ提出していなかったからです。
私たちの間違いの形は、はっきりしています。この欄は、利用者に答えを入力させていました。BPMPかBP21かという問いに答えるには、その人が制度の上でどちらに当たるかを、先に判断していなければなりません。判断の材料は、利用者の手元にあります。毎月払っているのか、案件ごとに払っているのか。今月ぶんなのか、1年ぶんのまとめなのか。手元にあるのは材料であって、答えではありませんでした。
昼にnasi padangの店に入ると、料理の名前を言う必要がありません。並んでいる皿を指させば、それが注文になります。名前を知らない客でも頼めるのは、店が名前で言えと要求していないからです。私たちの画面は、名前で言えと要求していました。
直した形を書きます。選択欄を2つの質問に置き換えました。1つ目は、この支払は毎月の給与ですか、それとも案件や役務に対する支払ですか。2つ目は、今月ぶんの控えですか、それとも1年ぶんのまとめですか。答えると、様式が決まります。決まった様式の名前は、そのまま画面に出します。役所や相手方と話すときに必要になる名前なので、隠すのではなく、こちらで導き出して見せる形にしました。
並べ方も直しました。PPh 21以外の控えは、この画面の選択肢から外し、対応する申告のほうへ移しました。同じ欄に置いてあること自体が、同じ仲間だという説明になっていたからです。年に一度のものは、年末と、従業員の退職を登録したときに、こちらから案内を出すようにしました。選択肢の中で黙って待っているだけでは、必要な時期に選ばれません。
変えたあとの月を、Vに試してもらいました。控えを27件作る月で、様式についての質問は来ませんでした。賞与だけを払った相手の扱いについて、一度だけ確認がありました。これは私たちの言葉の問題ではなく、制度の側の切り分けです。こちらで答えを決めず、注記を1行足しました。
念のため書いておきます。私は税理士ではありません。様式の区分も、税率の決め方も、どの様式がどの申告に載るのかも、制度の側で変わっていきます。ここに書いたのは、私たちが自分の画面を直した記録です。実際の判断は、必ず専門家に確認していただくようお願いします。
最後にお願いがあります。KAZENAの画面で、意味の分からないまま選択肢を選んだことがあれば、教えてください。選ばせている限り、間違いは利用者の側で起きます。答えを持っていない人に答えを聞いていたのなら、直すのは質問のほうです。
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